山登りは膝への負担が大きい
一昔前まで登山と言えば、ごく一部の愛好家たちの限られた趣味でした。
しかし近年の登山ブームによって、若い人から中高年の方、ビギナーからベテランまで本当に多くの人たちが登山を楽しむようになっています。
気軽に山登りを体験したりトレッキングをしたり、装備を担いで本格的な登山など、自然を満喫できる趣味として非常に注目が集まっています。
しかし趣味として山登りを初めてその楽しさに取り付かれたものの、山登りは膝への負担が大きいものです。
特に普段の生活では歩かないような凸凹道や坂道、そして普段は背負わない荷物の重さも加わり、何時間も歩き続けるわけです。
階段を下りるときに膝には体重の5倍〜7倍の重量がかかっていることを考えると、登山(特に下り)ではどれだけ膝に大きな負担が掛かっているか想像できますよね。
登山ブームによって山登りを楽しむ人が急増した裏では、実は膝の痛みに悩まされている人も増えている現実もあります。
ここでは山登りをしている(過去にしていた)方たちが、どのようにして膝痛をケアしていたのか体験談をご紹介します。
山登り愛好家に人気の膝痛対策グッズ
グルコサミン・コンドロイチン
膝が衝撃に耐えられるようにクッション剤の役割をしている軟骨成分。機械の潤滑油のような働きをしてくれています。
このクッション部分(膝軟骨)は、年とともに減少していき硬くなっていきます。すると、当然ながら衝撃を上手に吸収できなくなるので、膝に痛みが走るようになります。
それを補うために、軟骨成分でもあるグルコサミンやコンドロイチンを摂取する人が増えています。最近ではスポーツをする人達の間でも、膝痛の原因をカバーする目的で取り入れる人も増えてきています。
サポーター
膝に掛かる負担を軽減してくれたり、軽い圧迫によって痛みを軽減してくれる効果もあります。
また、膝周辺が冷えて痛みを感じる人にとっては、冷え対策にもなるので普段からサポーターをはめている人も多いです。
ただし、サポーターそのものには治療効果は一切ないので、あくまで膝の負担を和らげる補助として用いるのが正解です。
膝に痛みでよくある原因
特に中高年になってから山登りを始められた方で、膝を痛める人がとても多いです。
その理由は、上記でも説明したように「登山中の荷物の重さや凸凹道を長時間歩くことによる膝への負担」も挙げられますが、それ以外に大きな要因があります。
それは加齢に伴う膝関節の老化です。
40歳を過ぎると変形性膝関節症によって、膝の痛みを訴える人が急増します。
変形性膝関節症は、膝の中で衝撃を吸収してくれている軟骨の弾力性が失われる事で、それまでより膝に衝撃が加わりようになって神経を刺激することで痛みを感じます。
参考 >> 膝の痛みを解消
人間は加齢と共に、お肌も関節も水分量が減ってしまいます。年を取るとそれまで乾燥肌になったことが無かった人でも「老人性乾燥肌」などになる人も出てきます。それは単純に、年を取って体の水分が減ってしまうのが原因です。
これと同じことが関節内部でも起こっています。関節軟骨の水分量が減ることは、関節軟骨の弾力性が失われることを意味しています。
車で例えれば、通常はサスペンションが上下に動くことで段差を乗り越える時のショックを吸収してくれます。
そのサスペンションの動く幅が極端に少なくなれば、上手に衝撃を吸収することはできなくなり、少しの段差を乗り越えるだけでも車に衝撃が加わりますよね。
これと同じことが、老化した膝関節で起こっているので痛みが生じる訳です。
年齢を重ねた膝関節は、ただでさえ痛みを生じやすい部位である事に加えて、山登りで更なる負担が掛かれば、それだけ膝痛が起こる確率も上がります。
ご自分の年齢に合わせた対策を取って上手にケアをする事が、山登りを長く楽しむ秘訣です。
